2007年10月23日

ガレージジャッキ

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ガレージの装備品とか工具を定期的に紹介するつもりだったのだが、エアコンプレッサーを採り上げたきりになっていた。

自慢できるような工具は何もないが、自分なりに無理をして買ったのがこのガレージジャッキだ。

ガレージのある人なら誰でも一度は夢見ると思うが、筆者も今のガレージを建てたときは、2柱リフトを入れたいと思っていた。ヤフオクで毎日リフトを検索したものだが、これが意外と出品があり、しかも安いのだ。ボロボロの中古なら10万円くらいからある。しかし、筆者のガレージは天井が低くて普通の2柱リフトは入らない。どうにかそれをクリアしたとしても電源は200Vだし、狭いガレージではかえってリフトがじゃまになる。

結局2柱リフトの夢はあきらめたのだが、それならせめてガレージジャッキは奮発しようと購入したのが上の写真のジャッキだだ。

長崎 低床 エアー ガレージ ジャッキ NLA-1.8P

1.8というのは能力が1.8トンということで、数字の上では2000円くらいでホームセンターで売っているジャッキにも劣ることになる。しかしそれは問題ではない、というか、安物ジャッキの能力表示がメチャクチャなだけだ(実際は1トン以下だと思う)。
なぜ1.8トンを選んだかというと、最大高さが高いからだ。このモデルの最大高さは620ミリ。同シリーズの2.0トンモデルだと505ミリになる。この100ミリちょっとの違いが重要で、低いと911のエンジン脱着ができないのだ。最大高さが600ミリ以上のジャッキはあまり多くなく、ここを最大のポイントに選んだ。

次に重要なのが低さ。これは受け皿部分の最低低さも重要だし、ジャッキ全体の高さ(フレーム高)も重要だ。ナローやビッグバンパーではジャッキをボディ下に滑り込ませてミッションマウントに当ててジャッキアップするが、この技を使うにはフレーム高が120ミリくらいでないと無理。いわゆる低床ジャッキでなければだめなのだ。
また、964以降のモデルでは受け皿の高さが大切になる。普通のジャッキの受け皿の最低高さは130ミリとかだが、このモデルの最低低さは98ミリ。受け皿をフラットタイプに交換すると88ミリになり、90ミリを切る。つまり車検の最低地上高を下回るので、車検に通る車なら絶対にこのジャッキも入るということになる。

それとこのジャッキはエア式なので、エアをつなげばボタン一つでジャッキアップできる。非常に楽なのだが、これには楽とかいうよりもっと重要な意味がある。個人の狭いガレージにこのでかいジャッキ。長いレバーをギコギコと振り下ろすためのスペースが確保できないのだ。エア式だと狭い場所でもジャッキが入りさえすればジャッキアップできる。

なんだかだんだん自慢になってきたが、実際、このジャッキは使いやすい。安物ジャッキは上げたまま放っておくとだんだん下がってくるが、このジャッキは数日経ってもまったく下がらない。やっぱり高いだけのことはあると思う。工具類は買ってからしまったと思うことも多いのだが、このジャッキは無理して買ってよかったと思う数少ないものの一つだ。


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付属のフラット受け皿。ゴムで覆われており、車を傷つけない。964以降の911に使うには必須といってもいい。


posted by y2 at 15:41| Comment(0) | TrackBack(1) | ガレージ

2007年10月07日

パワーウインドウスイッチ修理

911の定番トラブルポイントの一つであるパワーウインドウスイッチが壊れた。このスイッチは電気的な接触不良を起こすこともあるが、今回のケースはスイッチのつまみがグラグラになるというもの。以前乗っていたSCでも何度か経験している。

さっそく部品を注文しようとしたのだが、値段を聞いて驚いた。純正定価5900円。安く販売しているSPEED JAPANでも5200円ほどする。高いのにはそれなりの理由があるのかもしれないが、こういう価格設定にまともにつきあっていると、庶民がポルシェを維持することはできない。

そこで自力で修理に挑戦した。


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いきなりだが、これがスイッチを分解したところ。壊れている部分は最初から見当がついていたのだが、つまみの中央部、ピボットとなる出っ張りが折れている。


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折れている部分のアップ。ここはよく折れる。設計ミスか材質の選択ミスとしか思えない。

修理は樹脂パーツの補修で定番となっているプラリペアを使う。知らない人はこちらを参照。要するに専用の粉に液剤をかけると堅い樹脂として固まるというもので、以前のファンベルトセンサーの修理にも使ったが、なかなかのスグレモノだ。


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まず型どり君でメス型を作る。型どり君は加熱すると柔らかくなるゴムのようなもので、これを折れていない方の出っ張りに押しつけて冷やして固める。


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メス型が完成。


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一方、つまみの欠損部分は、プラリペアがより強固にくっつくように穴を開けてみた。


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メス型を半分に切って、つまみに当てて固定する。半分に切るのは、そうしないとプラリペアの粉や液剤を入れられないからだ。


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まず粉を入れる。隙間があるとまずいので振動を与えて念入りに入れた。

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続いて液剤を流し込む。あとは10分ほど待てば硬化する。


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硬化後、型どり君を外したところ。透明に固まったプラリペアの奥の方が白い。液剤が届かず、粉のまま残っているようだ。ちょっと失敗だが面倒なので見なかったことにする。


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スイッチのケース側のくぼみにあわせてバリなどを削り取る。


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元通り組み立てて完成。あらっぽくパチパチ動かしてみたが問題なく、とりあえず強度は大丈夫そうだ。プラリペアは元々持っていたので、費用ゼロで修理でき、5900円浮かすことができた。
なお、電気接点の接触不良トラブルの場合も、分解して接点を磨けば復活する。
posted by y2 at 22:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 編集部993