2008年11月12日

突然、グリスの話

このところ非常に忙しく、ブログを更新するヒマがない。
というか、ブログのネタになることをする時間がない。

基本的に故障とかメンテとかの実体験をネタにするブログだが、仕方がないので今回は適当なウンチク話にする。

お題はグリスだ。なぜグリスかというと、グリスは種類が多くてなにを買い揃えたらいいか悩むものだが、今までグリスについてちゃんと説明した雑誌なりサイトなりをあまり見たことがない。なのでいいネタにはなるなあと以前から思っていた。

といっても特別にグリスに詳しいわけではない。以下の内容はかなり前にある雑誌の記事にするために自分なりに勉強した内容だが、忘れてしまっている部分もあるし、専門家でも何でもないので間違っている部分もあるかもしれない。あまり信用しないで読んで欲しい。


グリスとは

石鹸とオイルを混ぜてこねたもの、それがグリスだ。
例えばある部分を潤滑したいが、オイルを塗っておいてもすぐに流れてしまうとする。だったらオイルが流れないようにオイルを綿(わた)に染みこませて、その綿を潤滑したい部分にくくりつけておけばいい。
グリスとはそういう発想のもので、綿にあたるのが石鹸。オイルを吸い込み、流れないようにする。意外に思うかもしれないが、グリスでも潤滑を行うのはあくまで液状のオイルだ(例外もあるが)
それと石鹸というのは広い意味では台所にある普通の石鹸も含まれるが、グリスに使われるのは金属石鹸と呼ばれるもので手を洗う石鹸とはちょっと違う。

グリスの効果は
@潤滑
A防錆
Bシール効果
Cそのほか
異音解消とか焼き付き、かじり防止とか

先ほどの説明で出てきた石鹸を「増ちょう剤」、オイルを「基油」という。基本的に増ちょう剤と基油を混ぜたものがグリスだが、さらに添加剤が加わるグリスが多い。

グリスのネーミング

グリスの種類は非常に分かりにくい。というのもネーミングに統一性がないからだ。例えばリチウムグリスは増ちょう剤としてリチウム石鹸を使ったグリスで、増ちょう剤が名前の由来になっている。一方、モリブデングリスはモリブデンを添加したグリスのことで、添加剤が名前の由来。さらにラバーグリスなど、用途が名前になっているものもある。

このようにグリスはネーミングに規則性がないから分かりにくい。
例えばリチウムグリスとモリブデングリスはどう違うのか、といった議論を掲示板で見かけたりすることもあるが、基本的な知識がないままそういう議論をすると訳の分からないことになってしまう。
「カップグリス」などはもっと訳が分からない状態で、ゴムを侵さないブレーキ用のグリスをカップグリスと呼ぶ場合もあるし、リチウムグリスやカルシウムグリスをカップグリスと呼ぶ場合もある。全然違うグリスに同じ名前が使われているのだ。

代表的なグリス

@増ちょう剤が名前になっているグリス
リチウムグリス
別名:万能グリス、マルチパーパスグリス、ベアリンググリス
増ちょう剤にリチウムグリスを使っているグリス。古くからあるグリスなので名前もいろいろ。開発された当時は画期的な性能だったために万能グリスと呼ばれたようだが、今となっては万能とは言えず、むしろ一番安物のグリスだ。

ウレアグリス
増ちょう剤にウレアを使ったグリス。ほとんどあらゆる面でリチウムグリスより性能が上。ウレアがなんなのかは筆者も知らない(すいません)。自動車用ではウレアグリスと銘打って売られているものは見たことがないが、ホームセンターなどで汎用グリスとして売られている。ただ、どうも粘性が高すぎて自動車用にはあまり用途がないかもしれない。

シャーシグリス
カルシウム石鹸を増ちょう剤に使ったグリス。性能は低い。最近ではほとんど使わないと思うがよく知らない。

A基油が名前になっているグリス
シリコングリス
耐熱性、耐水性に優れ、ゴムや樹脂を侵さないなどいいことづくめ。透明で目立たないのでバイクのレバー部分など見栄えが気になる部分に使うにも便利だ。ただし、金属同士の潤滑性能はあまり高くないので、リチウムグリスの代わりなどには使えない。増ちょう剤にはウレアが使われることが多いようだ。
ちなみに、パソコンのヒートシンクなどに塗るシリコングリスは自動車用のシリコングリスとはまったく別物だ。

ほかに基油が名前になっているグリスを知らないのだが、基油にもエンジンオイルと同じように鉱物油と化学合成油がある。当然、化学合成油の方が性能が高い。したがってリチウムグリス、ウレアグリスでも基油の種類によって性能の優劣ができることになる。また、ゴムへの攻撃性があるかないかは基本的に基油で決まる。

B添加剤が名前になっているグリス
モリブデングリス
リチウムグリスやウレアグリスにモリブデンという粉末を混ぜたグリス。モリブデン自体に潤滑性があり、しかも個体なので熱に強く、油膜切れにも強い。従って、基油が油膜切れを起こしたり、高熱で蒸発して無くなった場合でもモリブデンが残って仕事をしてくれる。ただ、そうはいってもベースのグリスの性能も重要。いくらモリブデンが残るとはいえ、ベースグリスがすぐに流れて消えるようでは性能が高いと言えない。ゴムへの攻撃性や耐水性などもベースのグリスに依存する。
モリブデングリスをなんとなく「高性能なグリス」と理解して多用している人は多いのではないかと思う。しかし、ここまでの説明を読めば分かるとおり、モリブデングリスだから高性能ということはなく、ベースのグリスが何かを見極めることが重要。

C用途が名前になっているグリス
ラバーグリス、ディスクブレーキ用グリスなど
用途が名前なので、その正体はいろいろ。例えばパッドの裏に塗るディスクブレーキ用グリスにはカッパー(銅の粉)を混ぜたグリスもあればそうでないグリスもあるし、最近ではシリコングリスでディスクブレーキ用となっているグリスもあるようだ。

Dその他のグリス
いろいろあるがめんどくさくなってきた。
スプレーグリス
普通のグリスを溶剤で溶いて缶スプレーに詰めたもの。缶の中では溶剤により液体に近い状態のため、スプレーとして吹き出すことができる。吹き出したあとは溶剤が瞬時に揮発して無くなり、粘性の高いグリスになるという仕掛け。とはいってもやはり普通のグリスより柔らかい。
スプレーグリスもベースのグリスがリチウムグリスのもの、ウレアグリスのもの、基油が鉱物油のもの、化学合成油のものなどいろいろあり、性能も千差万別だ。

posted by y2 at 03:02| Comment(5) | TrackBack(0) | ガレージ
この記事へのコメント
グリスの話とはちゃいますが…(笑)

12月13日、10時枠でスパ西走ります。
オフ会でポルを集めます。
もし都合が合えばご一緒しましょう♪

沢山ポルいたら楽しいで〜す。

その前に一回ぐらい真面目に走り行こうかと思ってますけど(笑)

Posted by かわちゃん♪ at 2008年11月19日 00:46
今度12月13日10時枠でスパ西走ります。

ご都合が合えばご一緒しましょう♪

ポルのオフ会で集まる予定です。
走行とランチがありますが、走行だけでもO.Kで〜す

ご一緒される時は連絡くださいまし〜。



Posted by かわちゃん♪ at 2008年11月19日 00:53
↑あら?いつもコメするとなんかおかしいんだよね〜
コメがUPされなくてまた書くと今度は2件も出てたりと…
Posted by かわちゃん at 2008年11月19日 00:56
こんにちは。

使えないブログですいません。投稿しても反映されるまで微妙にタイムラグがあるんですよね。

オフ会ですが、この日程付近は予定の読めない仕事があって、どうなるかちょっとわかりません。
都合が合えばおじゃましたいですが、直前まで不明なので応援での参加かもです。
Posted by 山田 at 2008年11月21日 09:59
了解で〜す
にゃんたろうさんも一応誘っておりま〜す

わかってからで結構ですので連絡くださ〜い。ブログのほうに書き込んでもらって結構です。
Posted by かわちゃん at 2008年11月22日 04:43
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