2007年01月16日

ファンベルトセンサー故障

昨日、いつものように愛車993のエンジンをかけると、ガコガコッと妙な音がする。音をよく聞くとベアリングがイッた音だが、以前に聞いたことのあるオルタネーターベアリングの音ではない。もっと安っぽい音だ。

ああ、これは噂に聞くファンベルトのセンサーの故障だなとすぐ気が付いた。試しにセンサーを外してエンジンをかけると、音がしない。外したセンサーのプーリーを手で回すとガコガコだ。もう間違いない。

このセンサーの故障は964、993の定番のひとつだろう。パーツ価格を調べてみると、アメリカのK's SPEEDで74.5ドル。日本で買えば1万円以上だろう。

貧乏な筆者でもこのくらいのパーツは買えないことはないが、削れる費用は削りたいし、ベアリングひとつ壊れたくらいで1万円も出すのはバカらしい。さっそく修理だ。


fs-1.jpg
これがファンベルトセンサー。ベルトに押しつけるプーリーのベアリングがイッた。試しにスプレーグリスをかけたところ、ウソのように復活したのでこれで完了にしようかと思ったが、そうもいくまい。それにしてもスプレーグリスがあっさりベアリング内部に入り込むということはシールタイプのベアリングではないということだ。取り付け場所は水がかかることもあるし、シールタイプを使うべきだと思うが、、、、


まずベアリングを外す。シャフトがカシメなのでドリルでもんで外し、プーリーからベアリングを外す、つもりがプーリーが割れた。圧入してあるだけだろうと思ったがちゃんとプーリーがベアリングを抱き込む形状になっており、押し出そうとしたら割れてしまった。


fs-2.jpg
シャフトをドリルでもんでプーリーを本体から外したところ。ここまではうまく行った


fs-3.jpg
ついでにセンサーの中身を見学。単純な構造だ。ついでにグリスも塗っておいた


fs-4.jpg
プーリーからベアリングを外そうとしたら割れた。もっと慎重にやるべきだったが油断した。それにしてもポルシェに使ってある樹脂パーツはパキパキで気持ちいいほどよく割れる



割れたものは仕方ないので、とりあえず材料の買い出しにホームセンターへ。引き戸用のキャスターがちょうどプーリーと同じ大きさだったのでこれを加工しようかと思ったが、中央にベアリングの入る穴を開けるのは難しそうだ。偏芯してしまう可能性が高い。そこで、大きめのベアリングを購入して、プーリーは無し!ということにした。


fs-5.jpg
購入したベアリング。外形26ミリ、内径10ミリ。シールタイプが欲しかったが売っていなかったのでシール無し(金属シールのみ)


fs-6.jpg
内径が大きすぎるのでスペーサーを作った。最初は直径10ミリのアルミ棒で作るつもりだったが、アルミ棒が1メートル単位でしか売っておらず高いので、プラリペアで作った。よく見ると穴が偏芯しているが、ここは回転しないので偏芯していてもべつに構わない


あとはベアリングをセンサー本体に固定すれば完成、なのだが、ベアリングを固定するアーム部分をよく見ると、いくつかヒビが入っている上に全体に曲がって変形してしまっている。樹脂パーツの強度が足りないようだ。この辺でだんだんイヤになってきたが、仕方ないのでアームを途中で切断してアルミ板を継ぎ足すことにした。


fs-7.jpg
この辺から面倒になったので写真を撮っていない。よっていきなり完成写真


fs-8.jpg
裏からみたところ。アルミ板の固定にはボルトナットとともにエポキシ接着剤も併用している。そうしないと樹脂パーツの方が割れてきそうな気がしたので。また、一番上のナットが削ってあるのはセンサー本体との干渉を防ぐため。ベルとが切れるとベアリング部分が猛烈な衝撃で本体内の押し込まれる。そのときナットが干渉すると引っかかってセンサーの役目を果たさなくなる恐れがある



fs-9.jpg
取り付けたところ。ベルトが切れたときちゃんと検知できるか、動くベアリングがほかのパーツと干渉しないか入念にチェックしたが、なんとか大丈夫そうだ


簡単にさくっと直すつもりが面倒な作業になったが、それでも作業時間は1時間半くらいでできた。あとは自作した部分に思わぬ欠陥がないことを祈るのみだ。かかった費用はベアリングの395円のみ。ほかの材料はガレージに転がっているもので間に合わせた。
posted by y2 at 18:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 編集部993
この記事へのコメント
毎回更新楽しみにしてます。さて、私も同じようにベアリングの交換をしたんですが、軸を残して外せた為、一回り小さい(内径6mm)ベアリングを装着しました。許容回転数とかこのままで問題ないでしょうか?
Posted by ハッタル at 2007年02月23日 09:26
>ハッタルさん

ご愛読ありがとうございます。
これまらも頑張って更新します、、、たぶん。

ベアリングの件ですが私もさっぱり詳しくないのでなんともいえません。
私が自分でやったものについては、まあ、ベアリングが壊れたとしてもそれで一大事になるわけではないので、あまり耐久性などは気にしていません。
まあ、たしかに外径が小さいほど回転数は上がるわけで、それを嫌って私はなるべく大きいベアリングを選びました。しかし、大きいと重くなりますので、それも心配なんですよね。ベルトが正常なときはいいですが、伸びてくるとベルトが暴れるようになるので、そういうときに重いベアリングだとなんかまずいかなー、なんて思っています。
Posted by 山田 at 2007年02月23日 17:33
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/4406979

この記事へのトラックバック