2007年05月22日

アライメントを計ろう

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993のホイールアライメントの測定や調整ができるように、手製の工具を作り始めた。

先日のにゃんたろうさんの作業に触発されたというのもあるが、これは以前からやろうと思っていたのだ。

自慢にならないが、筆者の993のアライメントは現状でメチャクチャである。購入時からけっこうおかしかったように思うのだが、その後、ショックアブソーバーを交換して車高を落としたときに、フロントのトーインを簡単に調整しただけで済ませている。これではメチャクチャで当たり前だし、実際、高速道路で飛ばすとけっこう怖い。

調整するならプロに任せるつもりでいたのだが、よく考えるとこの993はこれからも足回りをいじることが何度かあるかもしれず、そのたびにプロに頼んでいたらキリがない、というか予算がない。そのうち一度はプロに測定だけでもして貰わないといけないだろうが、簡易的にでも、自分である程度は調整できるようにしておきたい。

一気にやる気はなく、ゆっくりやるつもりだが、とりあえずキャンバーゲージを作ってみた。以前の愛車SCでは、ホームセンターで売っているアングルゲージを使ってキャンバーを計っていたが、市販のアングルゲージはせいぜい30分(0.5度)程度の精度しかないので、ちょっと大雑把すぎる。

そこで作ったのが、写真のようなキャンバーゲージだ。これは別にアイディア品でもなんでもなく、同じ原理のものも市販されている。原理は写真を見れば一目瞭然だろう。

ヒモの支点からメモリまでの距離は500ミリにしてあり、三角関数で計算すると、メモリの部分の1ミリが6.88分(0.11度)に相当する。これなら精度は10分以下と見ていいだろう。

ちなみに、足の部分が木でできているのは、ホイールへの座りをよくしたかったからだ。これならゴムひもでも使ってゲージをホイールに縛り付けることができる。市販品だとアルミの棒が突き出ているだけのゲージが多いが、あれだとホイールに固定することはできない。

自分でアライメント調整をやってみると分かるが、測定は一度や二度ではなく、何度も何度もやらなければならない。そのたびに手でゲージを押さえて振り子が落ち着くまでじっと待っているのはあまりに効率が悪すぎると思って、固定することを前提に作っている。木を使ったことと、ホイールに面接触になることで精度の面では不利だろうが、しかたがない。

出来上がったキャンバーゲージでさっそく993のキャンバーを計ってみると、リアが左1度10分、右が1度30分だった。左右差が気になるので、そこで今度はガレージの床の高低差を計ってみた。方法は簡単で、水を入れた透明チューブさえあれば、どんなに離れた地面の高さでも、ミリ単位の精度で計れる。

計ってみると、やはり左タイヤのある部分の床が、右より10ミリほど低い。そのうち板を敷くなどして水平にするつもりだが、とりあえずまた三角関数で計算してみた。左右タイヤの間隔、つまりトレッドが1444ミリ、高低差が10ミリだと、角度にして24分ほど傾いていることになる。たった10ミリでも意外と大きな傾きだ。やはり床はどうしても水平にしなければならないようだ。


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目盛りはドローソフトで書いてステッカータイプのプリント用紙に印刷した。1目盛りが10分


次はトーインを計る道具を作る予定だ。これは左右合計のトーを計るのなら簡単だが、左右別々に計ろうとするとけっこう難しい。キャンバーには重力という基準があるが、トーでは垂直とか水平というような絶対的な基準はないから、まず車両から基準を割り出すのが大変だ。手間暇さえかければ計れるが、前述のようにそれでは効率が悪すぎるので、なんとか簡単に計れる方法を考えている。
posted by y2 at 20:10| Comment(4) | TrackBack(1) | 編集部993
この記事へのコメント
こんにちは。
わたしも手製キャンバーゲージを作ってみましたが(T.Bさせていただきました)、測定に適した平らな地面を探すのに苦労しています。クルマの向きを180度反対向きにして両方の値をつき合わせてもいいかも知れませんが。
ところでトーインについて、アングル製の適当ゲージでは大まかな目安にしかならないんで、もうちっと正確な測定をしたいと思っています。クルマ周りに糸を張ってみるつもりですが、やはりトータルトーしかわからないので、どうやって”中心線”を決めたものか?ちょうど思案していたところです。

前後左右のホイールセンターキャップ中心でトレッド中心を出そうかとか、いろいろ考えてみたんですが結局は4輪がボディにどうついているか信用できないので、何を基準にしたらいいかわからなくなってます。
(そういやプロ用のテスターはどうやって中心を決めるんでしょう?)
Posted by 赤ガエル at 2007年05月22日 21:36
おっ!やっておりますね!

たしかに左右別々に測定する方法は基準がないとできないですね。でも、左右差ゼロをめざせばいいのですから、左右にどっちにずれているかを見るだけでいいのかな・・・と。

僕の場合はホイールベースとトレッドがでていると仮定して、ハンドルを直進状態にしたまま(ステアリングのセンターではないです)前後のホイール間に糸を張ります。僕の場合は手製のゲージを前後にセットします。

それぞれのホイール(ゲージ)から糸の間の距離を測って左右差を見ています。
スラストアングルは基本的にリアのトーで出ますから(キャンバー左右差が無視できれば)
この方法で左右ともほぼ同じ数値がでれば左右差が揃ったことにななります。

う〜ん、説明しにくい。
Posted by にゃんたろう at 2007年05月22日 22:32
赤ガエルさん

赤ガエルさんがコメントに書いたこと、私が考えていることとほとんど同じです。ほかのホームページなどを見ても、はやりホイールのセンターを基準にして中心線を出すようですが、ご指摘の通り、ホイールの位置はそう厳密なものでは無いと思います。ゴムブッシュを介して取り付けられていますからね。
次回以降に書こうと思っていたことですが、フレームアライメントの測定点になるサスペンションアームの固定ボルトとかを基準にして中心線を出してみるつもりです。一度だけその作業を綿密にやって、専用の治具みたいなものを作ってその位置を保存する(簡単に出せるようにする)、と言う方法を考えています。その治具は私の993専用になるので、毎日違うクルマを扱うプロにとっては意味のない方法ですが、それこそが素人の強みではないかと。

にゃんたろうさん

やってますよぉー。
そちらの掲示板にも書きましたが、レーザーを使って簡単に測定する方法を考えてます。目指すのはある程度正確で、かつ手間がかからない方法です。ただ、その前に床の水平を出さないといけないし、もう少し時間がかかりそうです。
Posted by 山田 at 2007年05月22日 23:04
はじめまして。ネットサーフィンしていて興味をもって拝見しました。
私は下記に記載した方法で自作のレーザー水準器でトーインを調整しています。キャンバーの調整も同じ器具を使用しています。ご参考までに。
http://people-power.jp/hup0801/maintenance/toein.html
Posted by 旧車王国 at 2009年06月05日 11:30
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アライメントがおかしいぞ!
Excerpt: 最近フロントの手ごたえがなんだかどうにも気持ちよくない。タイヤがかなり減っているのでそのせいもあるかもしれないけど、もうずいぶんアライメントを見ていないのでちょっと気になっていた。今度タイヤ替えたらき..
Weblog: 赤ガエルのボンヤリ日記
Tracked: 2007-05-22 21:20